■ ID
| 1162 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Flux of perfluorinated chemicals through wet deposition in Japan, the United States, and several other countries |
■ 著者
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Karen Y. Kwok
香港市立大学、(独)産業技術総合研究所
Sachi Taniyasu
(独)産業技術総合研究所
Leo W. Y. Yeung
香港市立大学、(独)産業技術総合研究所
Margaret B. Murphy
香港市立大学
Paul K. S. Lam
香港市立大学
Yuichi Horii
埼玉県環境科学国際センター
Kurunthachalam Kannan
ニューヨーク州立大学
Gert Petrick
キール大学
Ravindra K. Sinha
パトナ大学
Nobuyoshi Yamashita
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■ 出版元
| American Chemical Society |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| Environmental Science and Technology, Vol.44, No.18, 7043-7049, 2010 |
■ 抄録・要旨
| 様々な環境媒体における有機フッ素化合物(PFCs)の広範囲に及ぶ拡散から、それら化合物における発生源や環境動態が注目されている。PFCsは大気中にも存在するが、湿性降下物(降水)中の分布についてはほとんど調査されていない。本研究では、日本、米国、中国、インド、フランスから採取した湿性降下物について、C3-C5の短鎖PFCsを含む20種のPFCsの測定をHPLC-MS/MSを用いて行った。世界7都市で観測された総PFCs濃度の平均値は、1.40〜18.1ng/Lの範囲であった。総PFCsの最高濃度はつくば市で検出され、一方で最低濃度はパンタ市(インド)で検出された。つくば市及び川口市で採取した湿性降下物について、PFCs濃度の季節変化は認められなかった。日本及び米国の湿性降下物由来のPFCsフラックスを推測し、その結果から湿性降下物は大気中PFCsの効果的なスカベンジャーであることがわかった。
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